2021年01月17日

【使い方】面倒だけどしあわせで、フィルムカメラ【CANON FX】


子供の頃、写真といえばやはりフィルムカメラであった。
当時のうちのカメラは確かキャノンのオートボーイだったはず。
新しいフィルムを入れると「ウィィィン」と音を立て、自動でセッティングしてくれるそのマシン感が俺の心を激しく刺激したことを覚えている。

あと、よく使ったのが写ルンです。
修学旅行なんかに持参するカメラは大抵のクラスメイトが写ルンですだったように思う。
フラッシュのスイッチをオンにすると「キュゥゥゥン...」と小さく鳴るんだけれど、それが何らかの必殺技のパワーをチャージをしているようでめちゃくそカッコいいと感じていた。
で、その状態でカメラの底を「パンッ!」と強く叩くとシャッター切らなくてもフラッシュが発動するわけです。
これを我々は『強制発光』と呼び、誰もがその響きに酔いしれた。

おわかり頂けるだろうか。
強制発光である。


ストロボに無理を強いて光らせているんです。
故障のリスクと引き換えにした、いわば命の輝き。
やってることはほぼ天津飯の気功砲と同じなわけです。
またはポップがフィンガーフレアボムズ使ったみたいなもんです。
みんな大好きドラゴンボール、みんな大好きドラゴンクエスト。つって。

仲間内で写ルンですをパンパカ叩きまくったものである。



P1182674.JPG


ただこの懐かしきフィルムカメラにはどうしても避けられない面倒事がひとつある。
そう、現像だ。

撮った写真をその場で見られる現在からすると、わざわざカメラ屋さんに出向かなければ儘ならないこの『現像』という工程はどう考えても面倒オブ面倒で、どの角度から考察してもやはりそこは揺るぎなき困難と言う名の巨壁。
現像のために歩く時間があるなら家で鼻くそほじってたほうが合理的という意見に対して反論の余地は全くない。



しかしである。
皆さん、思い出して頂きたい。
シャッターを切ってから数ヵ月が経ち、何を撮ったのかなんてすっかり忘れてしまっていたあの感覚を。
フィルム残数を気にしながらカメラを構えたあの時の気持ちを。
カメラ屋さんで「仕上がりは明日になります」と言われて店をあとにしたあの帰り道を。

・・・ドキドキしていたのではないだろうか。

どんな写真が撮れているのか、早く見たいという希望であるいは微笑んでいたかもしれない。
カメラに触れた時、撮り終えたフィルムを見た時、写真にまつわる数多の時々で「現像めんどくせえ」と思ったあの瞬間、半面できっと我々は胸を高鳴らせていた。
現像という困難の先に約束された記憶の形、すなわち『写真』に期待していた。
思い出してほしい、あの日の気持ちは一体何だろうかと。
微笑みに至った感情の正体は何だったのかと。




そう。現像とは面倒事であると同時に、ひとつの『しあわせ』だったのだと私は思う。




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ということでどうも、佐藤です。

今回はCANON FXの使い方をひとつ。
その他機械式フィルム一眼の構成もそんなに変わらないと思うので、参考になれば幸いである。


正面説明 (2020_10_07 01_19_38 UTC).jpg
正面



軍艦部分説明 (2020_10_07 01_19_38 UTC).jpg
軍艦部



ボディ底面説明 (2020_10_07 01_19_38 UTC).jpg
底面



ちなみにCANON FXはFLマウント
上記写真で装着しているレンズはCANON FL 50mm 1:1.8。
使用できるフィルムは35mmだ。




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【フィルムの入れ方】

P9142506.JPG
1)ボディ底面のノブを立てて回し、裏ぶたを開く


P9142512.JPG
2)フィルム巻き戻しクランクを引き上げ、フィルムをはめ込む



フィルムの入れ方.jpg
3)巻き戻しクランクを下げてフィルムを固定、右側の巻き上げ軸(スプール)のスリットにフィルムを差し込んで矢印の通り巻く



P9142515.JPG
4)裏蓋を閉めて巻き上げレバーを引く


これで準備は完了である。



CANON FXには露出計が付いているけれど、俺は形状の合う電池を持っていないので使っていない。
便利なもんで現代はスマホで露出計アプリをダウンロードできるので、これを使い練習した。
慣れてきたら「晴れの屋外ではこの設定」「昼間の室内はこの設定」という感じでISO、F値、シャッタースピードの設定をなんとなく覚えてくる。



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【フィルムの取り出し方】

P9142499.JPG
1)ボディ底面の巻き戻しボタンを押す



P9142502.JPG
2)巻き戻しクランクのレバーを展開して、刻印されている矢印の方向に回す



P9142506.JPG
3)ボディ底面のノブ回して裏ぶたを開き、巻き戻しクランクを引き上げてフィルムを取り出す




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【作例】
以下、CANON FXで撮影した写真。


FH030011 (2020_10_07 01_19_38 UTC).JPG

FH020012 (2020_10_07 01_19_38 UTC).JPG

FH020024 (2020_10_07 01_19_38 UTC).JPG





こんな感じで、なんというか不便は不便でもフィルムカメラは何か楽しい。
現像も面倒だけど、カメラ屋に出向く時間、仕上がりを待つ期間、やっぱり子供の頃と同じようにドキドキしていることに気が付くわけです。
そんでもって現像された写真を見て「こんなの撮ったなあ」と微笑むとき、やっぱりしあわせなわけです。

あれです。
ひさしぶりにフィルムカメラやるのおすすめです。

はじめてやってみるのも、もちろんおすすめです。



posted by 佐藤直 at 21:51 | Comment(0) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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