2020年05月19日

【プラモデル】ニンジンは好きですか。HGリーオーを作った話【全塗装】


なぜ甘いのだ。
こんなにも。



幼少の頃、ハンバーグの付け合わせに出てきたニンジンのグラッセを咀嚼しながら、俺はそう思っていた。
べつに甘いものが嫌いという訳ではなかった。

むしろ率先してオカンに「甘い玉子焼き作って!」と御願いしていたし、米には砂糖を混ぜたきな粉を振りかけていたし、駄菓子屋さんではさくらんぼ餅ばかり買っていたくらい甘いものは好きだ。
今だって甘納豆をドクターペッパーで流し込みながらこのブログを書いている。


そんな人間なのに、なぜかハンバーグの付け合わせとしてさも当然のように、「みんな好きじゃん」という佇まいで皿に乗っているニンジンのグラッセはあまり好きになれない。

良いヤツなのはわかってるけど、俺とウマが合わない。
皿の上でひとりだけなぜか飴煮。
平凡な風紀で生きてきた俺には、すごく甘くてすごくテカテカしている様子が悪目立ちのように見えてしまう。
先生、ニンジンくんが飴持ってきてます。


ただ、そこでニンジンのグラッセにだけ手を付けないなんてことはしない。
そんなのはイジメと一緒だ。となりのインゲンやコーンにだけ甘い顔をするなんて人として。
そう、人としてである。

だから俺はいつだってニンジンのグラッセを食べる。





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ところでうちにはニンジンのフィギュアがある。

ワンダーフェスティバルという模型の祭典に赴いた際、音波屋というクリエーターさんのこのニンジンに一目惚れしてしまった。
俺は彼のことを「人参さん」と呼び、大層慕っている。

この堂々としたポージングは正しく兄貴肌だ。
腕っぷしが強く、情に厚い。口調は江戸っ子であってほしい。
喧嘩は江戸の華であれ。


そんな願いと日頃の感謝を込めて、俺は次のガンプラを人参さんの為に作ると決めた。




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近所の模型屋さんでセレクトしたのはHGリーオー。
Wガンダムに登場するモブ・オブ・モブである。


親愛なる人参さんになぜモブMSをと思われるかもしれないが、よく考えてほしい。
「機体性能が反応速度に追いついていない」という状況がいかにパイロットの能力の高さを演出するのかということを。

一旦主人公を弱い量産機に乗せてからハイスペック機へ、という流れこそ我々壮年の心を熱く燃やす。


さあ立ち上がれリーオー。




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というわけで仮組しました。

おいどういうことだよ。
緑色かっこいいんですけど。
爆炎の背景から登場したら思わず失禁するレベルの男らしさ。
どことなくランボーっぽさすら漂っている。
もし音波屋さんで売っているものがキュウリかピーマンだったらもうこのリーオーで良い。
ありのままの君を愛す。

ただそこはどうだ、我が家のパイロットは緑黄色野菜の王。
一糸纏わぬありのままの人参さんだ。
飴だって持ってねえ。


俺はやるぞ。
この量産機リーオーを人参さん専用カラーに染めてやるのさ。

(お気付きだろうか、、この時点で既にプラ板追加により装甲を強化しているということに)




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使用した塗料は以下。


●ピュアオレンジ(ガイア)
●西部2000系イエロー(ガイア)
●アルティメットホワイト(ガイア)
●ビリジアングリーン(ガイア)
●スターブライトジュラルミン(ガイア)
●カッパー(Mr.COLOR)
●サーフェイサーエヴォホワイト(ガイア)
●メカサフヘヴィ(ガイア)
●Ex-セミグロスクリアープレミアム(ガイア)
●スミ入れ塗料ダークグレイ(タミヤ)





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例によってパーツを分解し、洗浄。
水を張ったボールに食器用洗剤ジョイを一滴たらし、ザルに入れたパーツをジャブジャブ洗う。

HGなのでそもそものスケールが小さいうえに、細かいパーツも少しある。
うっかり流してしまわないように厳戒態勢をとらなければならない。
いいかお前ら、この洗面所からはアリ一匹逃がすんじゃねえ。




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そして塗装された人参さん専用リーオーがこちら。

圧倒的な配色である。
塗料にβ-カロテン使ってますと言われたら信じるくらいオレンジは鮮やかだし、アクセントとなる随所のグリーンがとってもチャーミング。サラダで食べたい。


ちなみに色の調合は大体以下の通り。

オレンジ部分:ピュアオレンジ50%+西部2000系イエロー40%+アルティメットホワイト10%
グリーン部分:ビリジアングリーン95%+アルティメットホワイト5%
ホワイト部分:アルティメットホワイト95%+ピュアオレンジ5%

他はすべて100%そのまま。


尚、塗装の際の注意点をすこし。
明るい色を塗るときの下地はホワイトのサーフェイサーにすると発色が良い。
あと、ホワイト塗料を塗るときの下地はグレーのサーフェイサーを使っている。
その方が塗れていることを目視しやすいから。




比較.png

プラ板加工によるディティールアップにも挑戦してみた。

輪っか型にプラ板を削り出し、マシンガンのバケツみたいなマガジンの下部に貼り付け。
転んでも平気なように足のスネに装甲の追加。
ステゴロ戦闘で拳を傷めないように装甲の追加。

で、なんてったって我らが人参さんの特製MS。
なによりも安全第一ということで特にコックピットの装甲は厚くしておいた。
100人乗っても大丈夫!




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見てくれよこの煽り写真。

人参の色素成分(β-カロテン)が体内でビタミンAに変わり、体の抵抗力を高め、活性酸素を抑制するというのも頷ける。
また、粘膜を正常に保つ働きがあり、皮膚や口、目、消化管などの表面を健康に保つのにも有効だという話もこれなら納得だ。

敢えて皮ごと食べることで栄養をより多く摂取したい、と誰もが思う。





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上から撮影すればこの通り。
畑に生えていても何ら違和感がないこのステルス性能の高さを評価して頂きたい。
土場の戦闘においては最早敵なしである。





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最後はパイロットと共に。
ファンにはたまらない一枚だ。




ということで今回のガンプラづくりも非常に楽しかった。
HGリーオーはパーツ数も少なく、簡単に素早く組めて良い。
早く何かを塗装したい俺のような初心者にはもってこいなキットなんじゃないかと思った。

では。



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posted by 佐藤直 at 23:36 | Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月30日

【プラモデル】乗るならやっぱりキマリストルーパーだよねって話【全塗装】


新居への引っ越し早々。
乃至は新婚生活開始早々。

東京都では緊急事態宣言が成され、俺の勤める会社も徐々にテレワークへと移行していったわけで。
平日休日問わず、ほぼ自宅のチューリップチェアに鎮座している今日この頃。




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登山にもキャンプにも行けないので足の裏に顔を描いたりして遊んでいたのですが、ふと自分が三十四歳の壮年男性であることを鑑み、そっと油性ペンをデスクに置いた由です。



とはいえ仕事以外やることが何ら無くなってしまったということもなく。
最近の休日はせっせとプラモデルを作っています。

というのも引っ越しを機にエアブラシを買ったもんで、早く何かを塗装したいという欲求があったんですね。
この胸を熱くする激しい欲求が。

つーことでまずはガンダム。
「鉄血のオルフェンズ」に出てくるあの騎士道突撃馬モビルスーツ、1/100キマリストルーパーを作ろうと。




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じつは結構前に素組だけは完了していて。
未塗装ゆえの剥げ懸念がないのを良いことにガチャガチャ動かして遊びまくっていた深夜の壮年こそ、佐藤その人であった。

なんつーかもう無塗装でもかっこいいよね。
フリーザ的な配色がとってもクールだし、とんがった頭なんてもう最高に騎士っぽい。
表情だってほら、妹を安心して任せるお兄ちゃん風でイカしてる。
ザ・ガエリオ・ボードウィン。

鉄血の中で間違いなく俺が一番乗りたいガンダムだわ。




P3202386.JPG

そんなキマリストルーパーをバラバラにしました。

そう、パーツを洗浄するためですね。
ザルに入れて食器用洗剤を数滴たらし、バッシャバッシャと洗うわけです。

面倒くさいけれど、きちんと洗わないと手の脂なんかのせいで後で塗装が剥がれやすくなったりするんだね。
俺はそのせいで一回失敗したんだね。
マスキングテープと一緒に塗装も剥がれちゃったね。
あんな悔しい思いは二度としたくないという怨念を込めて一生懸命洗いました。


ちなみにパーツの情報量を増やす為のスジ彫りや、プラ板を小さく切って貼るディティールアップ作業を済ませた後に洗浄をしています。




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使用した塗料は以下。

●アルティメットホワイト(ガイア):全身
●ニュートラルグレー(ガイア):全身
●ビリジアングリーン(ガイア):頭部・足
●スターブライトジュラルミン(ガイア):パイプ部分
●ゴールド(Mr.COLOR):パイプ部分
●メカサフヘヴィ(ガイア):ガンダムフレーム
●蛍光イエロー(ガイア):ツインアイ部分
●Ex-セミグロスクリアープレミアム(ガイア):トップコート
●スミ入れ塗料ダークグレイ(タミヤ):各所


繰り広げられるガイアカラー攻め。

あの瓶の形が好きなんだよね。
トランクスが悟空の為に持ってきた薬の瓶みたいで好き。
俺やっちゃったもん。
「症状が現れたらこの薬を飲んでください」って一人芝居。



あと、上記ラッカー塗料はラッカーうすめ液で割る。
概ね1:1で薄めてたけれど、サーフェイサーは1(塗料):2(うすめ液)くらいの方が吹き付けやすかった。




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そして全塗装したキマリストルーパーがこちら。
超、イカしてる。
俺はこの機体に乗りたい。
「う・・・嘘だ〜!マクギリス〜!」って言いたい。


雪原で活躍するイメージのカラーリングにした。
メインをホワイトとグレーにすることでステルス性能が高いことをアピールをしている。強い。




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で、帰投するときなんか基地にいる作業員が視認しやすいように足とかをグリーンにしたわけです。
踏まれちゃうと危ないから。

そして個人的にすごく気に入ってるのはこのバーニア。
金属感が素敵に出てる。




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頭はどこをグリーンにするかで結構悩んだところ。
アンテナとツノとマスク部分をグリーンにしてもかっこいいかと思ったけれど、そこはやはりフリーザ様の配色をリスペクトしとこうと。
色着けるなら頭皮部分だろと。



こんな具合で俺の人生初エアブラシ全塗装は幕を閉じたのである。


実行してみて明らかとなった課題はたくさんあった。
モールドが何もない部分を彫る難しさ。
トップコート前に組む際、塗装が簡単に剥げてしまうデリケートさ。
塗料で脆くなるプラスチックの取り扱い。
どれもこれも経験して初めて理解できるものだ。

ただ、難しそうと思っていたプラモデル全塗装だが、やって出来ないことっつーのはそうそうないもんで。
挑戦するのは楽しいなと思わせてくれる取り組みだった。


さあみんな、1/100キマリストルーパーを作ろうぜ。




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posted by 佐藤直 at 00:12 | Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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