聞いてくれ、
最近、料理が好きだ。
最近と言っても、もうかれこれ1年くらい好きっぱなしである。
思えばきっかけはホットサンドだった。
「・・・屋外でホットサンド焼いたら、さぞワイルドであろうな」
そんな考えが突如としてむくむく膨らみ、得意のAmazonで南部鉄器のホットサンドメーカーを購入。
なかば強引に青木裕志氏(先輩ミュージシャン)を誘い、バーナーと南部鉄器を持って多摩川へ赴いたのが昨年4月のこと。
思ったとおり、やはり超ワイルドなわけです。
地べたに腰を落とし、バーナーの炎に鉄器を突っ込む。
すると、枠から少しだけはみ出したパンの耳が焦げて、辺りに香ばしさが漂った。
男たちは時折温かいコーヒーを啜りながら人生を語らい、ホットサンドの焼き上がりを待つのであった。
※ちなみに同ホットサンドメーカーは高尾山縦走のときにも山頂で活躍している。
あと付け合わせに自家製生ハムとキュウリも用意してね。
都度、食べる分だけをナイフで切る。
これぞ正しく男らしさですわ。
願わくば荒野に佇みたい。
で、だ。そこからは独断と偏見でカッコいい料理ばかり作ろうとするようになった。
佐藤の挑戦はビーフシチューやチリコンカン、ピザ作り等へと発展することとなる。
とりわけピザはね、素敵な料理だなと思うの。
好きなように具材を散りばめて、焼いて、切って、一皿を囲んでみんなが手を伸ばす。
輪を組み、和を生み出す料理。
さて、話は本題へと移りまして。
何を隠そう今回の登山メンバーは、初対面ばかりのドキドキ登山。
仲良くなれるかな、なりたいな、なんて思うと少しばかり緊張してしまうもの。
そんな日の山頂料理にチョイスされたのはもちろん・・・
PIZZA!!!
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平成29年3月18日、仲間4人で高水三山に行ってきました。
高水三山は高水山(759m)、岩茸石山(793m)、惣岳山(756m)、の山々の総称。
低山縦走です。
今回は軍畑(いくさばた)駅から高水山→岩茸石山→惣岳山に進んで、御嶽駅にゴールするルート。
9:10、電車組のナオキ・優理ちゃん・佐藤が軍畑駅に到着。
ナオキと優理ちゃんのファーストコンタクトである。
知り合い同士のはじめましての挨拶ってなんか楽しい。今更ながらアダ名とか聞けるし。
若干遅れて車組のマリオくんが合流。
マリオくんとは全員が初対面なんだけど、みんな人あたりが良くて何の苦労もなく打ち解けた。
登山口に向かって道路沿いに歩く。
方向音痴な俺は片時も地図を手放せない。
『高水山参道』と記した看板があったので、とりあえず集合写真をマリオくんに撮ってもらった。
ライブカメラマンとしても活躍しているとのことで、さすが撮影が上手だ。
我々被写体は鮮やかな戦隊カラーで攻めました。
レッド・ピンク・イエローつって。
あとは気配り上手のグリーンと頭脳明晰なブルーがいれば完璧です。急募。
近くのお寺んところで団体さんが準備運動していたので混ぜてもらった。
みんなやさしい。
こうゆうふれあいが登山の醍醐味だよな。
まだしばらく舗装路を歩く。
梅や椿やなんやらかんやらが、あちらこちらに咲いていた。
世間が少しずつ、しかして確実に春めいている。
うららー!春うららー!
『砂防ダム』に辿り着くと、登山道が始まる。
シャッターのタイミングでナオキがガッツリ写り込むってゆうね。
ボヤケてるけど良い顔してるぜ。
先程の団体さんに追いついてしまったので、先に行かせてもらった。
ただ本気で人数が多くて、抜くのが結構しんどいのね。
15人くらい居らしたんじゃないだろうか。
「がんばれよ!」
「おっちゃんたちに追いつかれないようにな!」
と、朗らかに声を掛けてくれて嬉しくなった。
木が伐採されている場所は日差しがダイレクトで、かなり汗をかいた。
つーか直射日光の威力はやばい。
頻繁に登山すると髪の毛がチリチリに痛むから帽子はきちんとかぶった方がいい。ソースは俺。
まあこの日ばっちり帽子持ってくるの忘れてたんですけど。
すこし行くと、広くて緩やかな木漏れ日スポットに突入となる。
ザ・森林浴の良い雰囲気だ。
本日の縦走1つ目のピーク、高水山の手前にある高源寺。
門へと続く石段の入り口に、樹脂製のカッチカチな国旗があった。
風になびかせぬとゆう確固たる意志を感じる。
各々御賽銭をして鐘を突く。
『今日も安全な登山でありますように』
『この快晴が続きますように』
『美味しい山頂料理ができますように』
『山ガールに逆ナンパされますように』
とりあえず思いつくこと片っ端から祈っといたんですけど、結果として4つ目以外は叶いました。
ありがとう仏様。でも4つ目が本命なんす、仏様。ねえねえ聞いてる?
寺の裏が広場になっており、ありがたいことにトイレがある。
写真中央に小さく写ってるやつ。
念のためここで用を足しておくのもアリですね。
トイレスポットから少し登ると高水山のてっぺんに着く。
いぇええええええええい!!!
つって喜びの跳躍。
青春だぜ青春。
ここでしばらく休憩を取ったのだけれど、この時期は動きを止めるとまだまだ寒い。
フリース等で防寒しつつ、お菓子を食べて体を休めた。
次は岩茸石山を目指す。
緩やかな道が続く今回の登山において、唯一の急登があった。
やっぱりこうゆう場面がある方が登山は楽しい。
ちなみに、岩茸石山は高水山から30分程歩けば着いてしまう距離のご近所さんだ。
山頂いえーい!
先程よりもさらに良い展望である。
とゆうか三山のなかで最も視界が開けるのが岩茸石山だ。
また、過去に登った飯能の棒ノ折嶺が近くにあるんですよ。
そっちにも縦走してみたいなあ、とか思った。好きなんす、棒ノ折。
そして!
いよいよ!
この素晴らしい山頂にて本日の調理が開始されるわけです!
ピザ生地を伸ばすナオキの手。
山頂で生地を捏ねまわすとゆうシュールな絵面である。道行く登山者にも珍しがられた。
ソースを塗り、思い思いの具を乗せてゆく。
チーズをかぶせてフライパンに蓋を掛け、弱火でしばらく待つべし。
生地に焦げ目が付いたら、ガストーチで表面を炙って
PIZZA完成!!
また、マリオくんはこだわりのトマトクリーム煮を。
優理ちゃんは玉子入りスパムおにぎりを作ってくれた。
このメニューの豊富さよ。
今回、メンバー全員が料理人である。
もはや山頂におけるシェフの会合。
美味かったな〜、贅沢めし。
やっぱ料理は最高だぜ。
欲を言えば食後の飲み物も用意すればよかったな。
バリスタ!どなたかバリスタの方はいませんか!!
食事と風景をひとしきり楽しんで、惣岳山へと登山を再開させた。
「登山ってさー、『しりとり』しながら歩いたりするよねー」みたいな会話になり、実際やることになった。
オシャレなもの縛りのしりとり。
てくてく進む。
そうこうしてる間に気が付けば惣岳山に到着。
こちらの山頂は木々が生い茂っており、まったく景色が見渡せない仕様になっていた。
はい、仕様です。
そして一行は下山を開始する。
しりとりを繋ぎながら。
交わす言葉がだいぶ砕けてきたなと、ふと思う。
同じ道を歩き、同じように疲れて、同じ時間を長く過ごす。
自然と心が近付くのが登山の好きなところのひとつだ。
15:00、無事に登山口へ到着。
御嶽駅を背に大きな橋を渡り、マリオくんの車へ。
登山後の風呂を求めて河辺にある『梅の湯』に向かった。
梅の湯は川乗山に登ったときも利用した温泉だ。
露天のバリエーションが豊富で楽しい。おすすめである。
そんなわけで今回の高水三山、素敵な山行となりました。
これから山も華やぐ季節に入ってゆきます。
たくさんの地を踏み、多くの色や形や匂いを感じたい。
うららー!春うららー!!
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