2019年06月27日

【ギター等】もしも私が彼女だったらすごくいいよ【Dowina】


みんな気付いてるか、もうすぐ7月になるという事実。
ギラギラの夏はすぐそこ!つって。
日々は着々と過ぎゆき、気温はむんむんと上昇しているわけです。
ほんと暑い。やめてほしい。

そんな中、我が家では既にクーラーが大活躍していて。
なんなら5月上旬頃からほぼ毎日冷風を吐き出してもらっている。
この調子じゃ夏にバテちゃうんだろうなー、と懸念しつつもエアーコンディショナーの魅惑から逃れられない。
ついでに冷えた缶ビールの魅惑からも逃れられないし、ノーパン睡眠の魅惑からもちょっと逃れられない。

ここ数年の個人的なトレンドはTシャツ一枚睡眠だ。
俗にパンツ一丁姿を『パンイチ』と称するが、こちらは俄然ティーイチ派。
30歳を超えたあたりから全裸で眠ると風邪を引くようになったので、しぶしぶ「Tシャツだけでも着るか」と袖を通した結果、スタンダードに昇格された野生味あふれるお部屋コーデである。
我ながら尖った格好だなと思うのだけれど、下半身をさらけ出して得られる清涼感はなかなかのもの。
寝苦しい熱帯夜なんか特にもってこいなので、ぜひ試してみてほしい。
あと、体がすごく暑いのに心だけ何故かとても寒いときはSPEEDがおすすめ。
黙ってMOMENTの9番を再生すること。




FB_IMG_1560305751521.jpg
Photo by.Aokihiroshi

で、そんな下半身無防備おじさんなんですけど。
新しいギターを買いました。




OI000162.JPG

Dowinaというスロバキア製のギターで、サイド&バック材がココボロ。

ココボロはローズウッドの近種で、硬くて重たい木材である。
気乾比重1.1。
水に沈んじゃう重さだ。
(※木材の重さは水と比べて表すのだけれど、それを気乾比重と言います。
気乾比重が1より高いものは水よりも重たいということで沈むことになる。)

木材の密度が高いからか、残響がすごい。
とにかくめちゃくちゃ音が伸びるので演奏していて気持ちよくなってしまう。

いつも使っていたJ-45に比べると音が強く前に出る感じで、最初は歌いづらいなと感じていた。
でもまあそういうのは慣れでもあり、自分が適応できるように頑張るべきところでもある。
気に入った音を避けるのは違うなと思ったのでこのギターを購入し、今メインで使っている。


エレアコではないので、自分でピックアップを取り付けた。
ギターのお尻に穴を開けるのは久しぶりで手が震えた。
鼻息荒めでリーマーをくるくる回した33歳の春。

取り付けたのはL.R.baggsのlyricというマイクタイプのアクティブピックアップ。
自然で良い音である。
電池やらプリアンプやらでさりげなく重たい点だけが気になるところ。




OI000218.JPG

最近の足元事情はこんな感じ。

チューナー(KORG:Pitchblack mini)

オートワウ(MOOER:Funky Monkey)

ブースター(Leqtique:Redemptionist)

イコライザー(MXR:M109S SIX BAND EQ)

リバーブ(TC ELECTRONIC:Hall of Fame)

ここのところユニットで単音を弾くことも増えたのでブースター的な役割のエフェクターを使いたくなった。
LeqtiqueのRedemptionistはオーバードライブだけど、ゲインを0にしたらクリーンブースターのように使える。試してみるものである。




OI000148.JPG

そしてソロ活動の方では今年5月にはじめてのCDをリリースした。
タイトルは『近隣住民』。
なかなか陰気な表情のジャケットで俺は好きだ。

収録曲は4曲。
常日頃頭につきまとうこと、だいたいそういうのが音楽の軸になっているんだけれど。
持ち曲のなかでもそういった主張が強い曲をピックアップした。
機会があればライブとかで買ってみてね。



つーことで、また。



posted by 佐藤直 at 01:36 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月07日

【音楽】夢を辿ればそういえば【暁】


将来の夢は何だろうか。



2018年12月下旬、冷たい風が吹きすさぶ渋谷の路上で煙草を吸いながら、そんなことを考えていた。


子供の頃、俺が一番最初に持った夢は「パワーショベルになりたい」だった。
もうね、運転したいとかじゃない。
俺自身がパワーショベルになること、それが夢だった。


保育園の行事で書いた『しょうらいなりたいもの』は確か「だいく」だったと思う。
鉢巻を締めて法被を着た男の絵を添えたような記憶が、朧気ながらある。
宮大工志望だったのかもしれない。衣装的に。


小学生になり、夢は「かしゅ」に変わった。
音楽の先生が歌を褒めてくれて嬉しくて、家族の前で歌ってみたらまた褒めてもらえて。
ああこれはもうしょうらいかしゅになるわ。と思った。
小学校の6年間、ずっと歌うことが好きだった。


思春期の入口、中学時代。
合唱コンクールの練習中、クラスメイトに「一生懸命歌うのって格好悪いよね」と言われ、なんだか急に歌うのが恥ずかしくなった。
当時のビデオにはつまらなさそうに口をパクパクしている俺が映っている。

今更だけど、もったいないことをしたなと感じる。
合唱とかって義務教育を終えたらなかなかやる機会なんてないじゃない。
やろうとしなきゃやれない。
大人になると大抵の物事はそうだ。

中学生だった俺はそんなことを微塵も想像せずに、とりあえず夢から「歌手」を外して「金持ちになってエアガンを沢山買う」くらいに変えた。


高校時代、友達とちょっとだけバンドを組んだ。
本当は歌いたくて参加したのだけれど、妙に気恥しくなって「俺ドラムやりたい」と言った。

やりたいことをやりたいと言えないし、見つめ合うと素直におしゃべりできない。
津波のような侘しさこそが正しく思春期である。
夢は「無い」ものとした。
「無い」と言うことがかっこいいような気がした。
ほんともう咽返る程の、思春期。


大学では軽音サークルに入った。
自己紹介の時にドキドキしながら「ボーカル志望です」と言った。
意外とすっと言えた。
聞いてるみんなも「へえ〜」くらいなものだったので、口に出しちゃえば大して恥ずかしくなくなるもんだなと思った。

そしてまた歌うことが好きになった。
好きな人間が沢山できた。
夢は相変わらず、特に無かった。


卒業後、流れで社会人になって、タイミング悪く公私ともに苦しい状況に陥った。
怒り・焦り・憎しみ、そういった禍々しい感情のピークは今んところの人生経験を以ってしてもここだなと思う。
一方で、人が与えてくれる愛情に敏感になれた側面もあるんだけれど。
良かれ悪かれ自覚できるくらい自身の内面に変化が出たのは間違いなくここだ。

そんなこんなで。
ひと山乗りきったところでやりたいなと思ったのが「曲を作る」ということだった。

俺をやりこめようとした人間にこの溜まりに溜まった憎悪をぶちかましたいと思ったし、俺が打ちのめされていないことを示したかった。
お前等如きに殺されるほど雑魚じゃねえぞと。

なので26歳くらいから改めて書いた曲は、俺にとって反撃の狼煙であり、復活の表明という意味合いが強い。



それから大体7年が経って、現在。
歌い続けてきた中で、曲に込める意志は徐々に変わっていった。

今はなんつーかこう、色々あってもガッツで立ち上がれるし、「クソが」とか言いながらも結構平気で笑えるので、そういう自分の経験とか考え方が誰かの役に立ったら良いなと思いながら音楽を作っている。

そんな風に心の向かうところが動いてからは、できるだけ色んな人に聴いてもらいたいという願望が芽生えている。
方法を考えて、どんどん試さなきゃね。


まったくもう俺の夢はふわっとしてるなあと思いつつ、まあそれでも良いやと煙を吐いた。

そんな渋谷の寒い夜。



-------------------------------------------


IMG_7954.JPG
(Photo by.Tomomitsu Funayama)


件が長くなってしまったけれど、最近ユニットを組んだ。
『暁』というアコースティックユニットだ。


相方の永田大康というのがまた良い男でね。
俺は本当に人に恵まれてるなと、自身の幸運をかみしめている。
おみくじに相方運とかあるなら俺は毎回大吉引いてると思うんだよ。
前のブログで『相方とは』的なことをしこたま書いたけど、再度書きたい。


相手と向き合い、思いやり、それを実行する。
とてもシンプルなことなんだけれど、いざ行動になるとなかなか難しいものだ。
だからこそ言葉で補うべきなのに、それもきちんとできなかったりするのが人間の不思議。


ただ、これまでも、今も、俺は相方となら例外なくそれができている。

一緒に何かを目指す。
それに向けて考える、行動する。
自分の考えを明かす。
相手の考えを理解しようと試みる。
こういうサイクルをライブとか曲作りとかの度に繰り返すから上手くいくんだろうな。たぶん。



そしてこの間、2019年2月2日に満を持して暁はライブデビューをしてきた。

当日演奏したオリジナル6曲の中から「お前がお前を見捨てない為に」という曲を動画でアップしたので、よかったら再生してみてほしい。


俺のソロ活動、暁のユニット活動ともに、期待して頂けるととても嬉しい。
これからもよろしくね。






-------------------------------------------
あか‐つき【暁】
《「あかとき(明時)」の音変化》
1 太陽の昇る前のほの暗いころ。古くは、夜半から夜の明けるころまでの時刻の推移を「あかつき」「しののめ」「あけぼの」と区分し、「あかつき」は夜深い刻限をさして用いられた。夜明け。明け方。
2 待ち望んでいたことが実現する、その際。 例:「当選の暁には」

(出典:デジタル大辞泉)
-------------------------------------------







posted by 佐藤直 at 19:25 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月11日

【音楽】山梨で穴があったら入りたい【鳴沢氷穴】


「おう、あんちゃんたち。氷穴は初めてかい?」


富士の樹海。ポッカリと大口を開けた洞窟の入口で、男の声が響いた。
紺色のヘルメットに黒いダウンベスト。
そこからゴボウのようにひょろっとした足が伸びる、痩身の男。


「穴の中はひどく冷えるからな。バナナで釘が打てちまうってやつだ、がははは」


男は道を先導しながら時折振り向き、陽気に笑う。
そしてこの氷穴の自慢話を得々と語るのだった。



received_1625468824141884 (1).jpeg


しかしてこの男、本当は何も知らない。
なんせこの鳴沢氷穴に来るのは初めてという素人中の素人である。

そう、何となく服装がヘルメットとマッチしているだけのシンガーソングライター、佐藤直とは私のことだ。





----------------------------------------

PA078671.JPG


2017年10月7日(土)
山梨県の鳴沢氷穴にてライブをしてきた。

先輩ミュージシャンのLifeGardenさん(以後、けいさん)、Aokihiroshiさん(以後、キャップ)と一緒に、車での遠征である。





PA078662.JPG

早朝の高速道路はすごく気持ちが良くて、なんか楽しい。
やっぱり『朝』ってのが良いんだろうな。
非日常がこれから始まるのだな、という気分になる。





PA078651.JPG

バックミラーにキャップの目がキラリと光る。





FB_IMG_1507340349780.jpg

途中、談合坂のサービスエリアで休憩を取った。
とても大きな施設だった。立派だった。





PA078659.JPG

名物、談合坂あんぱん。
アンコとマーガリンみたいなのが入っていておいしかった。
沢山積んである様を見て、なんだかドラえもんを思い浮かべた。
ほら、バイバインで増えまくった栗まんじゅう事件。





PA078816.JPG

でね、ここが鳴沢氷穴のフロント的なあれ。入場料払うところ。
色とりどりの風車が飾られていて綺麗だ。
この建物のステージで歌うわけです。

引っ切りなしに観光客が出入している。
日本人と外国人の割合は2:1くらいか。
もしくは1:1か。
人気があるんだなあと思った。





PA078672.JPG

「寒いので冬の格好をしてきてください」と現地の方から連絡を頂いたので白Tシャツで来ました。


日中はね、まだ暖かいからこれで平気。
問題は昼下がり以降と、氷穴の内部である。
もちろんダウンジャケット等を持ってきている。
持ってきすぎて俺のリュックはパンパンだ。





PA078691.JPG

けいさんのステージが始まり、周囲がノスタルジックな雰囲気に変わる。

アーティストを紹介するのって難しいな。
なのでその人の音楽を聴いて俺がどうなるかを書こうと思う。

俺はけいさんの歌を聴いて自分の人生を振り返ることが多い。
『こんなことがあったな、今俺は何してるかな』みたいな。
過去になってしまった色々な物事がすこし寂しくて、でもちゃんと今に繋がってるのだということを改めて思う。





PA078716.JPG

キャップのステージ。
男感がごりごりに溢れる風貌のキャップの音楽には、とても繊細な言葉が紡がれている。
誰かや何かを愛することの覚悟とか、複雑さと単純さというか、表裏一体なものだけどやっぱり生きるうえで失えないもんだな、みたいなことを聴きながら考えてる。
出来事や物事を整理して考えることから逃げない姿勢がやっぱり男らしいし、俺はキャップのそうゆうところがとても好きだ。






https://youtu.be/L3EUX6-Fjf4
(※YouTubeに飛ぶと歌詞あります)

そして俺のステージ。
動画を撮ってもらったので、聴いてほしい。
この夏つくった一番新しい曲だ。

俺は東京に出てきて13年くらいなのだけど、ありがたいことに関東も地元の福井も大切な場所だなと思えている。
好きな人たちがどちらにもいる。
正直それがなかなか辛かったりもするわけで。

22歳くらいで一回悩んで、26歳くらいでもっかい悩んで、29歳くらいでまた悩んで。
もうほんといい加減にしろと思うけどずーっと悩んでいる。
体が一つしかないのは本当にもうあれだ。なんだ、あれだ。

それでもまあここんとこなんだか落ち着いたとゆうか、距離とか時間なんてものは俺の捉え方次第みたいなとこがあるんじゃねえかと思っている。
思い込もうとしてるのか、本気で思ってるのかは曖昧だけど、それでもまあ、思ったとういうことは確かだからいい。

そんな曲を交えたライブをした。




他にもたくさんのミュージシャンが出演したのだけれど、勝手に写真あげるのもあれなのでやめておきます。
すごく楽しかった。



そして、ライブ後はいよいよ鳴沢氷穴に潜入するわけです。





PA078779.JPG

富士の樹海の一角に、こうして大きな穴が開いている。
秋口の外気よりも冷たい空気が入口にスッと溢れ、洞窟に入るのだということを実感した。

キャップを先頭に、隊は歩みを進める。





PA078795.JPG

水が滴って滑りやすくなった岩の道を行くと、途中から天井がぐっと低くなった。
体を丸めて足をちょこちょこと前に出す。
うっかり頭をぶつけることが多く、ヘルメットの必要性が身に染みた。





PA078798.JPG

深部へと潜るにつれ気温が下がり、やがて辺りには氷の塊が現れ始める。
江戸時代ではここの氷が献上品として運び出されてたらしいんだけど、運び出すの超大変そう。





PA078806.JPG

氷塊が要所でライトアップされていてとても綺麗だった。
そして場所場所の光量が違うので写真撮るのが激ムズだった。





PA078808.JPG

一気に地上へ出ると、運動の効果も手伝って体が熱くなった。

やはり洞窟は冒険感があってかっこいいな。
整備されてないところにヘッドライトで潜入は絶対に嫌だけども。
まじで怖くて漏らす確信がある。





PA078817.JPG

ひとしきり楽しんで、このタイミングで談合坂あんぱんを食べる。
美味しそうに食べるなあ。





けいさんは夜もまたここでライブがあり、キャップと俺は東京に用事があるのでここで帰路についた。
男二人のワイルドドライブである。


PA078830.JPG

東京に向かう空の雲が少しずつ晴れていった。
その様子を前に「最高だぜ」と言葉を交わし、車は走る。

今日も楽しい一日だった。

過ごす一日一日を、全力で楽しむ方向で生きていこうと思う。



posted by 佐藤直 at 00:03 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。

#container {width:1020px;} #links{width:300px;} #content{width:680px; float:left; margin-right:40px;}