2022年12月01日

【革製品】革職人になりました【七十番】


そうなんですよ。
じつは。


このたび佐藤はめでたく革製品を作る職人として世間にデビューさせて頂きました。
世界の片隅から物静かに、ひっそりと。
こっそりInstagramやTwitterのアカウントなんかも作ったりして。
慣れないハッシュタグを使って『#ミニマルな生活』とか投稿しているわけです。
作業場に道具や素材を山と積んだ『#マキシマムな生活』代表のこの僕がです。不思議ですね。



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ブランドネームは『七十番』
オンラインショップも作っちゃってます。


七十番の製品は『革のかっこいい経年変化を体感してもらいたい』という想いのもとに作製しています。


そのため、以下3つのポイントが外せないこだわりです。
1)長く愛用してもらえる機能的なデザイン
2)同じく長く使えるように剛性の高い手縫い
3)経年変化が表れるタンニン鞣しの素材選び



このブログで少し記事にしていますが、僕は革の経年変化が好きです。
肌や布に擦れて艶やかになる表情や、使い込んで浮かび上がるアタリ。
渋みを増す色の変化、次第に繊維が解れて柔らかくなる質感。

なんつーか、当たりの革製品って本当にめちゃくちゃ手に馴染んでくるわけです。
それは使い込んでこそ醸し出される味なので、なるべく長く使ってもらえる商品を作りたいなと。
革が大好きな職人の皆さん、きっとみんな同じ気持ちじゃないかな。



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七十番の看板商品である札入れ。
紙幣を片面のフラップに挟み込む仕組みです。
普通のポケット型やマネークリップよりもスムーズかつ安心感のある収納構造を考えた、僕なりの答えがこの形になりました。



僕は3年ほど前から紙幣と小銭を完全に分けて持つようになってまして。
これ何のメリットがあるかって、

1)コインの圧力でカードが歪んだり傷ついたりしない
2)お財布がパンパンにならないから形が崩れない


こういうことなんですね。
体験して初めて実感しました。
モードな雰囲気のお財布を使っている場合は特に分けて持つのが吉だと思います。
ゴツめのワイルドお財布の場合は分けなくてもかっこいいです。個人的な意見ですけど、ほんと。主観丸出しでしゃべってますいつも。宜しくお願いします。




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そして小銭入れとしても使える3室のマルチウォレット。
ミンティアかと思うくらい薄くてコンパクトなのが特徴です。

何気にカードがぴったり収まるので、紙幣・小銭・カードを仕分けてミニ財布としても使えます。
これぞミニマル。#ミニマルな生活。
キャッシュレス時代に生きる我々がミニマル王として君臨するための覇道。
それがこのマルチウォレットというわけです。
もう意味なんて考えてはいけません。佐藤の文章は基本的に斜め読みしてもらうために書かれているのだから。只しかしこれだけは言わせてほしい。



結構優秀なウォレットだと思います。

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てまえみそ【手前味噌】
自分で自分をほめること。 「手前」は、自分のこと。 また、自分の手で行うこと。 昔、味噌は自家製でそれぞれ自分の作った味噌を自慢し合ったことから。
類語
うぬぼれ(うぬぼれ)自画自賛(じがじさん)
※出典:goo辞書
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というわけで、今日も明日も楽しくやりましょう。
佐藤でした。





posted by 佐藤直 at 16:36 | Comment(0) | レザー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月14日

【ヌメ革】10年間のエイジングでテカテカになった話【財布】


こうしてブログを更新するのも久々のことである。
ほんともう御無沙汰中の御無沙汰。

忙しかったのかと言えばまったくそういうこともなく。
仕事は週の半分くらいテレワークになったし、かなりの時間家に居るし、食事の量が増えたし、体重も増えた。
ガリ街道をまっしぐらに突っ走っていた佐藤ですが、いやはや経年ってやつですか、ついに中年太りの兆しが見えてきたわけで。
これをいざ筋肉に変えようと、最近寝室に懸垂器を導入してみました。いま洗濯物が掛かっています。


ただまあなんだ、べつに忙しくなくても変化に富むのが人生の不思議で。
新しい趣味ができたり、物事が上達したり、尿切れがますます悪くなったり、いろいろ感じているところはあります。
みなさんもあるんじゃないですか。そういう実感。
日々を積み重ねての変化。
俗に言うエイジングを。

エイジング・・

エイジング・・・・

あ!




つって、10年くらい前に買ったヌメ革の財布も着実に日々を重ねていい感じにエイジングされたので、これは一発ブログに残しとこうと久々の久々にキーボードを叩き出しました。
久々です、佐藤です。


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この財布、6年前にも一回ブログで紹介しまして。
【レザー】綺麗にエイジングしやすい物とコツ


そのときから比べるともうめちゃくちゃテカテカのピカピカになっているので、ちょっと過去記事も覗いてみてほしい。
なんなの、コードバンなの?ってくらい、いまや光を反射するわけです。

手入れの方法なんかはめちゃくちゃ無難。
1)ブラッシングをする
2)乳化性クリームか油性クリームを塗って拭く
3)まめに乾拭きする



一度誤って醤油をかけてしまったときはしばらくカサカサの状態が続いたんだけれども、手入れを続けていたら数年で回復した。
つーかそれよりも誤り方がやばい。
厚揚げか何かと間違えたのか。




PC152664.JPG

ちなみに醤油をかけたのがこちら側。
色が濃いけど醤油のせいじゃない、全部俺のせいだよ。


質感はとても滑らかで、非常にプリっとしている。
ほんともう表現として稚拙極まりないけどこれしかない。
プリっとしている。
たとえるなら一昨日会った先輩んとこの赤ちゃんの頬っぺたが世界中で一番近い。



ちなみに扱い方はとてもハードで、主に登山やキャンプの時に使う財布となっている。
三つ折りで小さいサイズだからそういう用途に回った。
傷付くことも多いけれども、擦り傷程度ならそのうち消えてしまうのがヌメ革の良いところ。


あと、これまでの革手入れ経験から、乾拭きのときなんかは革の繊維を寝かせるような意識でやっている。
あまり力を入れすぎず、程よく撫でることで表面が滑らかになってゆくんだろうなあ。そうだったらいいなあ。つって。
筋トレとかもほら、鍛えてる部位を意識すると効きが違うから。
懸垂器に洗濯物干してる俺が言うのも何だけど。


というわけでまた革の経年変化とかもちょこちょこ書いてゆこうと思います。書いてゆけたらいいなあ。つって。



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そして実は僕、革製品ブランドを立ち上げました。

急になんだという展開ですが、お知らせさせてください。
『七十番』というブランドネームにしました。
由来は本名”直”から。
”なお”を数字にすると”70”、なので七十番。
名づけ方はちょっとアレですが、良い響きだなと気に入っております。

素材は主にイタリアンレザー。
僕自身、革のエイジングが好きなので素材はこだわって仕入れています。
佐藤がひとつひとつ手縫いで丈夫に作っていますので、よかったらオンラインショップを覗いてみてください。
▼▼▼

七十番 公式オンラインショップ


ご参考までに商品写真をひとつ・・・

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ベルギーMASURE(マシュア)社製の牛ヌメショルダー革『ルガト』で仕立てた札入れになります。
前文で「素材は主にイタリアンレザー」と言っておきながら速攻のベルギーレザー。
本当どうなってんだ佐藤ってやつは。
ただこのルガトはですね、革の宝石と呼ばれるだけあって透明感が素晴らしいです、まじで。

ちなみに内装にはIl Ponte社のナチュラルヌメを使用しています。
出ました、イタリアンレザーです。


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見開きの片面に紙幣を挟み込むというカッチョイイ仕組みにしました。
僕自身でも愛用中です。
手前みそで何ですが、お札の出し入れがしやすいです。
あと一万円札を挟んでいるのは見栄です。全力で見栄を張りました。



七十番のことをこちらの記事にも書いているので、良かったら読んでみてください。


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【愛用の革ケア製品】


日常的な手入れはこれ。
乳化性クリームは革に適度な水分を与えて革の繊維をほぐし、柔軟性のある革に仕上げる。
浸透性が高くてヒビとか乾燥を防ぐために塗ります。
僕は靴用を使っているけれど何の問題もない。

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たまにラナパーでお手入れをする。
これは油性クリームというジャンルで、ツヤ出しと撥水効果のために塗る。
主成分は密ロウ(蜜蜂の分泌物)とホホバ(ツゲ科の植物)からしぼった油なので、なんかオーガニックなのも良い。

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posted by 佐藤直 at 23:55 | Comment(2) | レザー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月15日

【レザー】一枚革の三角コインケース【クラフト】



レザークラフト第一弾として三角コインケースを作った。
一枚革小物の定番と言えるあれである。



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このコインケースは正三角形を4つ分折り重ねることで袋状になっている。
これはちょろいなと完全にナメてたんですけど。
思いのほか試行錯誤を繰り返した。


それと言うのも単純に三角形を繋げればいい訳ではなくて、以下のポイントを考えないと三角形のバランスが崩れてしまうからだ。



【三角コインケースのポイント】
●折り返し部分の角をクビレさせるように丸く切り取る
●革の厚みを計算に入れる
●バネホック(蓋留めの金具)の位置を慎重に決める






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型紙を何枚も書き直して、5枚目くらいでやっと納得ゆくものができた。

立体化した状態で一辺あたり約9cm。
小銭入れとしてまあ適量が収まるサイズだと思う。





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一般的に販売されている三角コインケースは両開きになっているものがほとんどだ。
俺はあんまり両開きにメリットを感じないので、自分用のものに関しては裏面の蓋を「トチカン」という輪の付いた金具で締切にした。

この輪にカラビナでも付けようかと思ったのだけれど、せっかくだし練習も兼ねて革紐を編み付けることにした。





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4本のストレート編み。
慣れてしまえばギュッと締まった編み込みがわりと簡単にできるようだ。

難しいのは末端の処理。
「玉留め」という結び方がややこしい。
というかやりにくい。
俺は「四つ畳み」を2回繰り返したうえで玉留めした。
興味がある人がいれば今度図解でもします。すると思います。たぶん。

とりあえずこれは沢山練習しなきゃなあと思う。





OI000085.jpg

両面開きバージョンでカラーバリエーションを作った。
(ピックケース用に小も作った)


俺はヌメ革が大好きなんだけども、色の付いた革もかわいいなと思った。
やはり自作すると愛着がすごくて大抵のものは好ましくなる。
そんなもんである。
関わって、触れて、知ることで物事の許容量は増減するわけで。
いろんな経験をすべきだなと。
やりたいと思うことを片っ端からやろうじゃないか諸君。

無関係と思えるようなことでも経験や知識は感情や感覚を広げる材料になる。
いま完全に話が逸れてて本題とはまったく無関係だけど、きっと何らかの為になる。 は?




で、コインケースの話なんですけど。
ゆくゆくはライブグッズとして販売しようと思う。
それに向けて焼印のデザインを考えてるところ。

楽しいなあ、ものづくり。





〜追記 2019年某日〜
カラーバリエーションをたくさん作りました。

KIMG0709.JPG



レザークラフトの道具たち
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【トコノール】
革の断面や床面(革の裏側)に塗布して毛羽立ちを抑える仕上剤。
のりみたいなやつ。
磨き上げるとツルツルになって気持ちいい。
もちろん三角コインケース作製に使用している。



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【ラナパー】
レザーケアワックス。
ミンクオイルと同じように銀面(革の表面)の日常手入れに使うやつ。
天然素材にこだわっている製品で、蜜蝋とホホバオイルが原料になっている。
革がツヤツヤになるのでここ数年愛用している。



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posted by 佐藤直 at 00:16 | Comment(0) | レザー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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