約1年半前。
佐藤はキーケース難民だった。
それまで9年間に亘り使用し続けた黒のキーケースがいよいよもって壊れたからだ。
結果、ポケットに裸の鍵を突っ込んで過ごしていたのだが、やはり落ち着かない。
鍵がゴツゴツして感触が悪いなと思った。
で、これはいよいよ新しいキーケースを買わねばなと。
そう考えたんですけど、なかなか「これだ!」という物に巡り合えないわけで。
購入にあたっての条件はこんな感じ。
●容量大き目
●片手で開閉ができる
●カジュアルなデザイン
●レザー
この程度の条件に該当する製品なんて沢山あるわな、ちょれーちょれー。とか思ってたんですけど。探してみるとあんまりないのね。
容量が大きいものになると開閉がジッパー式で片手開閉できなかったり、良い具合だけどかなりモードなデザインだったり。テッカテカのホスト風デザインだったり。
来る日も来る日もルミネやらパルコやら西武やらをめぐるが見つからない。
そんなある日、ふと自分のカメラストラップを眺めていて思い出した。
「Acruいいやん」
大阪にあるレザー製品工房で、俺のカメラストラップはここでオーダーメイドしてもらったものだ。
丈夫でオサレ、かつ実用性の高いデザインが気に入っている。
カメラを傷つけないようにストラップの金具部分をすべてレザーで覆うとか、そうゆう優しさ的なサムシングを感じるブランドだ。
んで、ここでキーケースも作ってないかなー、つってホームページを確認したらあった。バッチリ作ってた。先程列挙した条件もどうやらクリアしている様子。
買った。
思い切っての赤。
普段黒やら茶色などの地味な色を好む佐藤が乾坤一擲の大勝負である。
購入当初の写真を撮っていないのが悔やまれるが、仕方ないので1年以上使い込んだ現在の状態を。
キーケースの名前は『フラココ』。俺が付けたんじゃないよ!商品名だよ!
毎日ポケットに入れて持ち歩いているだけにエイジングが早い。
真っ赤な革はいつの間にか渋くくすみ、摩擦によってテカリが出てきた。
シルエットの型崩れも革製品の楽しみのひとつだ。
佐藤のキーケースの中身はわりと物が多い。
●鍵×4本
●小さいビクトリノックス(マネージャーライト)
●LEDペンライト
これがピッタリ収まるくらいの容量で、非常によろしい。
鍵を吊るす金具が、真鍮の竿みたいなのにぶら下がっているデザイン。
金具の劣化による破損を防ぐ工夫なんだってさ。いかしてるぜ。
竿を横から見ると、じつはシリアルナンバーが刻んである。
そうゆうのカッコいいよね。所有欲が満たされるっつーか。
ただこの竿を取り付けている革の部分がさ、鍵とかの重みでだんだんヘタってきている。
おかげで竿が下がってんだよね。これはどうにかならないんすかね。
今売ってるフラココはこの辺改良されているのだろうか。
最近姉もこのキーケースをオーダーしたようなので、今度見せてもらおう。
楽しみだな。
人の革製品を見せてもらうのも好き。
長いこと使い込んでテカテカにエイジングされたもの見ると「所有者は愛情深い人なのだな」と、ちょっとだけ思う。
ちょっとだけ。
お気に入りの物、俺も手入れしながら長く使っていきたいと思う。
ビクトリノックス 【VICTORINOX】 ミッドナイトマネージャーT(旧マネージャーライト) スケルトンレッド 価格:3,630円 |
一般的な鍵くらいのサイズの小さいマルチツール。
刃渡り約3.5cmのナイフ・ハサミ・爪ヤスリ・栓抜き・ドライバー・ボールペン・ライトが収まっていて、めちゃくちゃ優秀である。
郵便物の開封やライブ前の爪の手入れ等々、ちょっとした時に本当に役に立つ道具だ。
レッドレンザー Ledlenser 8251 懐中電灯 フラッシュライト K1 [LED /ボタン電池] 価格:968円 |
上のビクトリノックスよりも更に小さいLEDライト。
お守り程度の感覚で持ち歩いていたのだが、この間田舎の夜道で大活躍した。
少しの明かりでも、非常時には頼りになるものである。
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